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溝口廸夫 (1936−) 演劇研究、評論、翻訳。鹿児島ラ・サ―ル高校時代に、たまたまフランス語学習の目的で読んだのが、当時、日本でも学生たちの間に人気があったフランスの劇作家ジャン・アヌイの「アンティゴ―ヌ」であった。.これにより演劇の魅力にとりつかれる。早稲田大学演劇科ではおもに政治権力と演劇のあり方について学ぶ。又、時代の主潮であったサルトル、カミュ、アヌイ、ジョルジュ・ヌヴ―、アダモフ、イヨネスコ、オーディべルティなどのフランスの現代作家の戯曲を翻訳、自分が属していた学生劇団で上演した
。
1962年から65年まで、仕事でローマに滞在。この時期はイタリア演劇における演出家の勃興と言われた時代で、オラツィイオ・コスタ、ルキーノ・ヴィスコンティ等の舞台演出の先達を継いだ、ジョルジョ・ストレーレル、ルイージ・スクアルツイ―ナ、ジョルジョ・デ・ルッロ、.フランコ・エン
リクエス等が30代の後半から40代のはじめであり、才能に経験と円熟が加わり、優れた舞台を作っていた。また一方では、これより一世代若い、カルメロ・.ベーネ等を中心にして前衛的な小劇場運動が始まり、トラステベレ地域の古いワイン貯蔵庫などを改造した演劇空間で、これまた魅力的な芝
居を作り出していた。これらは日本におけるアンダ |